トリエスティーナ(Unione Sportiva Triestina Calcio/US Triestina)は、イタリア、トリエステを本拠地とするサッカークラブ。
1918年、Circolo Sportivo PonzianaとFoot-Ball Club Triesteの2チームが合わさり創設された。
1929年のイタリアプロリーグ発足後しばらくはセリエAに所属するが、1950年代後半に入りチーム力が減退、最終的にはセリエCが主戦場となってしまう。その後しばらくチームの低迷期が続くが、1980年代に入りやや盛り返し、セリエBで数シーズンを過ごす。しかしこの時期、賭博問題が発生しトリエスティーナは勝ち点の減点処分を受けることになってしまう。85/86シーズンは-1、86/87シーズンは-4、87/88シーズンは-5の処分であった。この-5はさすがに重く、88年にチームは再びC1に降格してしまうことになる。
2シーズン後、セリエBに昇格したが、89/90の1シーズンであえなく降格。その後93/94シーズンにセリエCのコッパ・イタリアを獲得するものの、チームは破産、セリエDから再出発を余儀なくされる。
セリエDからの昇格は1シーズンで実現するも、しばらくはC2の所属が続いた。この低迷期も2000年頃から上昇の気配に変わり、00/01シーズンにC1昇格、01/02シーズンにはB昇格を決め、続く02/03シーズンにはA昇格まであと一歩というセリエB、5位という成績を残した。04/05シーズンにはセリエC1降格の危機もあったがプレイアウトを勝ち抜け、その後はセリエBでの戦いが続いていた。
09/10シーズン、セリエBで18位となり、同19位のパドヴァとプレイアウトを行うことになった。初戦、パドヴァのホームでの対戦は0-0の引き分けだったが、第二戦をホームでの対戦でありながら0-3で落とし、プレイアウト敗退、LP1への降格が決まってしまう。しかし、同シーズンを17位で終え、セリエB残留を決めていたアンコーナが財政難のためセリエDへの降格が決まったことを受け、入れ替わりでかろうじてセリエBへの残留が決まった。
トリエステ出身の元イタリア代表監督、チェーザレ・マルディーニが選手としてデビュー(1952年)したチームでもある。
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